顔のケアについて
鏡を見るたびに、なんとなく気になる。
毛穴、くすみ、乾燥、小じわ…。
でも本当は、それ以上に「疲れてる顔を見たくない」って思ってる人が多い。
私は脱毛サロンを経営していて、毎日のようにお客様の肌と向き合っています。
施術をしていると、肌の状態ってその人の“生き方”が全部出るなって感じるんです。
食事・睡眠・ストレス・ケアの仕方。
どれも誤魔化せない。だからこそ、顔のケアは「見た目を整えること」以上に、
“自分を整える時間”なんだと思っています。
スキンケアって「肌の問題」じゃなく「心の余裕」の問題
たとえば、クレンジングを適当に済ませる日。
メイク落としを早く終わらせてベッドに倒れこむ日。
そういう日って、だいたい心に余裕がない日。
でも、ちゃんと顔を洗って、化粧水をハンドプレスして、
肌が「ほっ」とする瞬間を感じられた日って、
心も少しやわらぐんですよね。
だから私はいつもお客様に伝えています。
「スキンケアを“作業”にしないでください」って。
自分の顔に触れる時間は、自分を労わる時間。
その数分を丁寧にできる人は、仕事も人間関係も上手くいく。
肌の美しさって、そういう積み重ねの結果なんです。
顔のケアで大切なのは「順番」より「習慣」
最近はSNSでいろんなスキンケア方法が流行りますよね。
“7つの導入美容液”“10ステップ洗顔”“1分マッサージ”…。
でも結局大事なのは、「続けられることを習慣にする」こと。
どんなに高級な美容液を使っても、たまにしか使わないなら意味がない。
逆に、ドラッグストアの化粧水でも、毎日丁寧に肌に浸透させていたら、
それだけで肌は変わります。
私がサロンでよく話すのは、
「お風呂上がりの3分以内に保湿をすること」。
この“3分ルール”を守るだけで、肌の水分保持力がまったく違うんです。
小さなことほど、後々の差になる。
それが顔のケアの世界です。
肌は「触れ方」で変わる
もうひとつ、私が一番大切にしているのが「触れ方」。
同じ化粧水でも、叩くようにつける人と、包み込むようにつける人では結果が違う。
肌は、心臓と同じ“生きてる臓器”なんです。
乱暴に扱えば防御反応を起こして硬くなるし、
優しく触れれば安心して柔らかくなる。
これは、エステの施術でもまったく同じ。
技術以上に「手の温度」と「想い」が伝わるんです。
だから、私はスタッフにも「お客様の肌を“人”として触れて」と伝えています。
化粧水をつける時も、洗顔する時も、
「大切な自分に触れてる」と思うこと。
その意識だけで肌は変わります。
自分の顔を好きになると、生き方が変わる
肌が整うと、ファンデーションが薄くなります。
メイクがシンプルになって、服の系統が変わって、
笑う時間が増えて、人と会うのが楽しくなる。
そうやって“人生の流れ”が少しずつ変わっていくんです。
つまり顔のケアって、
「顔を変えるため」じゃなくて「自分の人生を変えるため」にある。
肌を丁寧に扱うことは、
“自分を大切に扱う練習”なんです。
もし今日、疲れて鏡を見るのがしんどかったら
そんな日は、無理して何も塗らなくてもいい。
でもせめて、顔を両手で包んで
「今日もよく頑張ったね」って言ってあげてください。
それが一番のスキンケア。
明日、ほんの少しでいいから、
化粧水をいつもより丁寧につけてみる。
肌の手触りが変わってきたら、
あなたの毎日が変わるサインです。
おわりに
顔のケアは、未来の自分へのプレゼント。
今の自分の“手”が、1年後の自分の肌をつくります。
肌は嘘をつかない。ちゃんと手をかけた分だけ応えてくれる。
毎日、完璧じゃなくていい。
でも、“自分を大切にする時間”だけは、
どんな日も忘れないでいてほしいです。


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