今年50歳

50歳。

ついにここまで来たか、という気持ちと、

まだまだこれからだという気持ちが、

心の中で交差しています。

振り返れば、あっという間のような、

でも、決して平坦ではなかった、いくつもの道のり。

人生の前半戦を、がむしゃらに、そして精一杯生きてきました。

結婚、出産、子育て、仕事、家事。

「母として」「妻として」「経営者として」

いくつもの役割を抱えながら、

時に自分を見失いそうになったこともありました。

若い頃は、「50歳」と聞くだけで

遠い未来の話だと思っていた。

正直、少し“年をとる”ことにネガティブなイメージもありました。

でも、実際に50歳を迎えた今、思うのです。

——「悪くないな」って。

積み重ねてきたものが、自信になる年齢

50代って、若さやスピードでは勝負できないかもしれない。

でも、その代わりに「経験」があります。

人との関わりの中で培ってきた信頼、

数えきれない失敗から学んできた知恵、

何より、“自分”という存在への理解と受け入れ。

「私は私でいい」

そう自然に思えるようになってきたことが、

この年齢になったからこその一番の収穫かもしれません。

心と身体の変化も、自然に受け止めたい

もちろん、体力の衰えや老いを感じる瞬間もあります。

白髪、しわ、代謝の低下、目の疲れ…

20代30代の頃にはなかった“変化”に戸惑うこともある。

でも、だからこそ大切にしたい。

“これから”の私の身体と心を、もっと労ってあげたい。

今までは誰かのためにばかり頑張ってきたけど、

これからは「自分のために生きる時間」も増やしていきたいのです。

エステや美容、運動や健康的な食事。

少しでも「自分を好きでいられるように」

そんな努力を重ねることも、

この年齢になったからこそ、大切な楽しみのひとつ。

50歳からの夢があってもいい

50歳って、「人生の折り返し地点」と言われがちだけれど、

私はむしろ、「ここからが本番」だと思っています。

これまで家族のために頑張ってきた人も、

社会の中で懸命に走ってきた人も、

50歳からは“自分が主役の人生”を生きていい。

新しいことを始める勇気も、

何かをやめる決断も、

50代はすべてに意味がある年齢。

私は今、これまでやってこなかったことに少しずつ挑戦しています。

たとえばブログを書くこともその一つ。

「もう遅いかな」と思っていたことが、

意外にもすんなり心にフィットしたりする。

年齢を言い訳にしなくていいんだ、って思えました。

最後に:同じ時代を生きる皆さんへ

同じように50歳を迎えた方、

これから迎える方へ、ひとこと。

私たちは、まだまだこれからです。

これまでの人生にたくさんのストーリーがあったように、

これからの人生にも、きっと笑顔や感動が待っています。

年齢を重ねることは、決してマイナスではなく、

“深み”や“優しさ”や“しなやかさ”をまとっていくこと。

若さでは表現できなかった魅力を、

今の自分はちゃんと持っていると、自信を持って言えます。

これからも、ゆっくりでもしっかりと、

私らしい50代を歩んでいきたいと思います。

どうぞ、これからもよろしくお願いいたします。