飲食店を始めたきっかけ
こんにちは。3児の母で、エステと保険の仕事をしながら、今では小さな飲食店を営んでいます。
「え?3つも仕事してるの?バカでしょ!」ってよく言われます(笑)。
でも、ぜんぶ私の大事な「天職」なんです。
今日は、どうして飲食店をはじめたのか。
そのきっかけと、オープンまでのドタバタの日々、そして今、感じていることを少しだけ綴ってみたいと思います。
飲食なんて一生やらないと思ってたのに
正直に言うと、私は昔から「飲食だけは絶対にムリ」と思ってました。
だって、飲食って大変じゃない?
仕込み、営業、掃除、片付け、体力勝負。
休みもないし、利益も出づらい。
それに私はエステと保険の仕事で手一杯。もうこれ以上はムリ、って思ってた。
でもある日、ふと、思ったんです。
「自分が“居場所”って思える場所を作りたいな」って。
家でも職場でもない“第三の居場所”
私のまわりには、いろんなお客さまがいます。
エステに来る女性たち、保険を通じて知り合ったご家族、地域の知り合い、ママ友。
みんな頑張ってる。
でも、みんな疲れてる。
「ちょっと寄って、美味しいもの食べて、話して帰れるような場所があったらいいのにね」
って、何人もの方が言ってた。
その言葉が、ずっと心に残ってたんです。
「やるしかない」ってスイッチが入った日
そんなある日、空き物件をたまたま見かけたんです。
小さなテナント、古いけど味のある空間。
「ここ、なんか好きかも」って思った。
その日の夜、家族に言いました。
「ねぇ、飲食店やってみようかな」って。
みんな、ポカーンとしてた(笑)。
でも私の性格を知ってるから、「あ、この人、やる気だな」と思ったんでしょうね。
そこからは早かった。
資金繰り、保健所、メニュー開発、ぜんぶ手探り
本当に何もわからないところからのスタートでした。
厨房設備ってこんなに高いの!?
保健所の手続きってこんなに面倒なの!?
仕入れって、どこに頼むの!?
壁だらけでした。でも、「やめよう」とは一度も思わなかった。
もちろん、大変だった。
夜中にメニュー考えて、朝4時から仕込みして、日中はエステと保険の仕事。
正直、体はボロボロだった。
でも、ワクワクしてた。
私、やっぱり「ゼロから作る」のが好きなんです。
オープン初日、泣きそうだった
オープン初日。厨房に立って、エプロンつけて、お客さまを迎えた時。
「やっちゃったなぁ〜私」って思った(笑)
でも、それ以上に感動したのは、
「来てくれてありがとう」
「こういう場所、欲しかったの」
「落ち着く〜また来るね!」
そんな声を、たくさんいただいたこと。
あの時の私は、完全に「やってよかった」と思ってました。
今、思うこと
毎日が戦場みたいです(笑)
でも、その分、充実してる。
ごはんを食べながら笑う人の顔を見ると、
「このためにやってるんだな」って、全部報われる。
そして、何より嬉しいのは、子どもたちが私の背中を見て何かを感じてくれていること。
「お母さん、かっこいいね」って言ってくれたとき、涙が出ました。
最後に
飲食店をやろうと思ったのは、「食」が人を幸せにする力があると思ったからです。
高級じゃなくていい。
オシャレじゃなくていい。
ただ、「また来たいな」って思ってもらえる場所にしたかった。
まだまだ、発展途上です。
でも、私はこれからも、「誰かの居場所」を作り続けたい。
失敗も、疲れも、全部ひっくるめて、
「人生って、最高に面白い」って思える今が、すごく好きです。
読んでくださって、ありがとうございました。


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