「美」とは、誰が決めるのか。

「美しい」って、何だろう?

顔立ち?スタイル?流行りのファッション?

SNSでいいねが多いこと?

誰かに褒められること?

私はずっと、「美」は外見や評価のことだと思っていた。

でも、それだけじゃないと気づいたのは、

仕事でたくさんの女性と出会ってきたからかもしれない。

鏡の中の自分に「うん」と言えるかどうか

あるお客様が、ふとこんなことを言った。

「昔は、自分の顔を直視できなかったんです。

でも脱毛を続けていく中で、だんだん肌が整ってきて。

ある日、鏡の前で“私、ちょっときれいかも”って思えたんです。」

その言葉に、私はすごくハッとさせられた。

“誰かが美しいと言ってくれる”前に、

“自分が自分にOKを出せる”って、

それが本当の「美しさ」なんじゃないかって。

「美しさ」って、静かな自信。

芸能人みたいに完璧なパーツを持っていなくても、

“美しい人”って、どこかしら静かなオーラがある。

堂々としていたり、目がキラキラしていたり。

話し方が柔らかくて、空気感がふわっとしてたり。

それって結局、“自分を大切にしている人”の放つ輝きなんだと思う。

美しさは、見た目そのものより、

“自分をどう扱っているか”に宿るものかもしれない。

「美しさ」は、努力していい。

よく「本当の美しさは内面」って言われるけど、

私は外見を磨くことも、すごく大切だと思ってる。

だって、自分の肌を丁寧に保湿したり、

髪を整えたり、爪を塗ったり、

毎朝メイクをする時間だって、

全部“自分を大切にする”行為だから。

努力して整えることは、悪いことじゃない。

逆に、努力してる人の方がよっぽどかっこいいし、

そんな人のほうが、ずっと魅力的に見える。

比べる「美」から、感じる「美」へ

SNSには、キラキラした写真があふれてる。

モデルさんみたいな人や、加工された完璧な顔。

見てるだけで、なんだか心が疲れる日もある。

でも、本当に大切なのは、**「誰かと比べた自分」じゃなくて、

「昨日の自分より少し好きになれた今日の自分」**なんだと思う。

・前より笑顔が自然に出た

・お肌の調子がよくて、気分が上がった

・ちゃんとクレンジングして寝た自分を褒めたい

そんなふうに、小さな「できた」を積み重ねること。

それが、**“私らしい美しさ”**を作っていく。

美は、生き方そのもの。

美しさって、年齢や流行で変わるものじゃない。

50歳になっても、70歳になっても、

自分らしく輝いている人は本当に美しい。

姿勢や話し方、所作や言葉遣い、

どんな風に人と関わっているか——

そういう「生き方」そのものが、

その人の“美”になる。

「美人」じゃなくて、「美しい人」になりたい。

私はそう思って、毎日を過ごしています。

最後に。

「美とは何か?」

それに正解はないし、人それぞれ違う。

でもきっと、**“自分を大切にすること”**を忘れずに生きていれば、

自然とその人らしい美しさがにじみ出てくる。

だからこそ私は、

外見も内面もケアできるサロンをつくりたい。

「キレイになりたい」っていう気持ちを、

肯定できる場所でありたい。

美しさは、他人からもらうものじゃない。

自分で育てて、自分で感じるもの。

そしてそれを、ちょっと誇らしく思える日が来たら。

それはもう、きっと“本物の美”なんだと思う。